繊維製品への抗ウイルス性試験について

ISO18184:2019は繊維製品の抗ウイルス活性を測るための標準的な試験です。私たちは、お客様に信頼いただける試験情報を提供できるよう、当試験方法を基準に設けました。以下に試験法の手順を説明します。

The Procedure | 試験方法について

① 試料(抗ウイルス加工品および標準布)にウイルス液を接種します。
② 25℃で2 時間静置します。
③ 培地を用いて、試料に付着したウイルスを洗い出します。
④ 洗い出した液を段階希釈し、プラーク法※によりウイルス感染価を測定します。
⑤ 次式により抗ウイルス活性値を算出し、抗ウイルス性能を評価します。
Mv = lg(Va ) - lg(Vb )
Mv: 抗ウイルス活性値
lg(Va ): 接種直後の標準布のウイルス感染価(PFU/ 試験片)の常用対数
lg(Vb ): 2 時間静置後の抗ウイルス加工品のウイルス感染価(PFU/ 試験片)の常用対数
*(一社)繊維評価技術協議会のSEK マーク認証基準案による

※プラーク法・・・ウイルスに感染した細胞が変性することを利用したウイルス量の測定方法です。
・サンプルに付着したウイルスをSCDLP 培地で洗い出します。
・6穴プレートに単層培養した宿主細胞へ段階希釈した洗い出し液を接種します。
・6穴プレートに寒天培地を入れて培養し、プラークを形成させます。
・培養後のプレートを染色して、形成したプラークを計数し、希釈倍率を乗じて、プラーク形成単位(PFU:Plaque Formation Unit)を測定します。
・このとき、ウイルスの感染により宿主細胞が損傷を受けている場合は色素を維持しないため、プラークは白い斑点として現れます。

参照: 一般財団法人カケンテストセンター

The Result | 試験結果について

この試験方法ではステップ2で培養されたウイルスと2時間後のウイルスの数を比較し、算出された減少数を評価基準としています。

ISO18184:2019 試験についての詳細(English)

注意事項:ViralOff加工につきましては、各加工製品において第三者機関での抗ウイルス性試験にご提出いただく必要はございません。ポリジンのガイドラインとレシピに沿ってViralOff加工を行われた場合は正しい加工をしたものと承認し、ポリジンの下げ札を製品に付けていただくことが可能です。
仮にお客様が商品化の工程として試験提出を希望される場合は、パートナーブランド様の自費で行っていただきます。しかし、このような試験に提出いただいた場合も、当社が保証する以上の更なる主張をお伝えいただくことはできません。先述の通り、第三者機関での試験はオプションであり、必要なものではありません。

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Viraloff®加工された生地はISO18184:2019のインフルエンザA株の試験において、2時間で99%のウイルスを減少します。